最近マーダーミステリーが日本でも流行っていますよね。
様々なメディアやYouTuberさんが取り上げて、人生に1度しか遊べない、そんなボードゲームに熱狂しているプレイヤーも多いでしょう。
逆を返せば、マーダーミステリーのような流行りのボードゲームを作成する事ができれば、たくさんのお金を手に入れることも夢ではなく、この記事を読んでいる皆様の中には「ボードゲームを自分で作成して売ってみたい」と思っている方もおられるかと思います。
さて、ボードゲームを作成するためには資金が必要です。
めっちゃ良いボードゲームの構想ができたけど、いざ制作しようと思うと50万円くらい必要だった…
もちろん企業であれば、自社資金で300~1,000個程度の少数を作成してみて、実際に販売していくことも可能でしょう。ただ個人サークルだと、50万円という資金は大金になるかと思います。特に若者に人気なだけあって、サークルの皆様も若手の方が多いですので、もしかしたら制作できるだけの資金を用意できないかもしれません。
じゃあ銀行やクレジットカードの分割で頑張るしかない…
ちょっと待ってください!
もしかしたら、そのお悩み「クラウドファンディング」で解決できるかもしれませんよ!!
ということで、今回はクラウドファンディング(以下、クラファン)の中でも、特にボードゲームに特化したクラファンについてご紹介しようと思います!!
ボドファンのメリットやデメリット、どういった人におすすめかも解説しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね!
ボドファンとは?
ボドファンとは、ボードゲーム好きが集まる会員数5万人のボードゲーム専門の総合情報サイト「ボドゲーマ」が運営する購入型クラウドファンディングサイトです。 新作のボードゲームなどのプロジェクトを立ち上げることで、魅力を感じたボードゲームファンから資金を得られます。
サービス名 | ボドファン |
運営会社 | 株式会社オーバードライブ |
設立年月 | 2016年6月2日 |
代表 | 若狭創 |
住所 | 〒160-0003 東京都新宿区四谷本塩町1-3 ザ・ブライニービル301号室 |
運営サービス | ボードゲーム専門の総合情報サイト ボドゲーマ |
ボドファンに関しては正直まだまだ知名度も高くなく(というより日本でボードゲームの市場自体が小さい)、CAMPFIREなどの大手サイトに比べて見劣りする部分もありますが、ボードゲーム専門総合情報サイト「ボドゲーマ」に関しては、業界内ではかなり有名ですので、会社全体の信用面はかなり強いかと思います。
そもそもボードゲームの市場規模は?
筆者の個人的見解も交えての内容になりますので、客観性に欠ける部分があるかと思いますが、ボードゲーム自体は正直まだまだニッチなジャンルだと思います。
というのも、現在の日本でのボードゲーム市場規模は70億円程度です。
また現在の人口は見つけられませんでしたが、2021年時点では12~16万人と言われており、10万人あたりのボードゲームカフェの平均店舗数は0.37店舗とおよそ27万人に対して1店舗の割合です。
一般社団法人 日本 e スポーツ連合(JeSU)が発足した2018年を日本のeスポーツ元年とし、たった6年程度で、推定125億円にまで大きくなっているeスポーツ、競技人口も1,000万人弱と言われております。
参考で記載したeスポーツに比べると、昔から様々なボードゲームが販売されていて、ちょくちょく流行ったりバズっている割には市場規模がそれほど大きくはないかと思います。
特にドイツに比べると、人口は4,000万人ほどドイツの方が少ないにも関わらず、市場は10倍以上(市場規模推定700億円)と、圧倒的に海外に比べて流行っていないのが現状です。
じゃあボードゲームは売れないの?
決してそんなことはないと思っています。
というのも、eスポーツは1,000万人弱の競技人口がいるにも関わらず市場規模は125億円程度、それに対してボードゲームはたったの12万人程度なのに市場規模が70億円と、プレイヤー1人あたりのボードゲーム購入金額がかなり高い傾向にあります。
eスポーツゲームは1本のソフトを極めるのに対して、ボドゲは様々な商品を購入して遊ぶので、その分1人あたりの購入金額が高いと推測されます。
ボドゲに対して熱意があるユーザーが多いのですから、それだけボドゲを購入してくれる可能性も高いと考えられますし、十二分に売上に繋げることは可能なジャンルかと思います!
資金がない!ボドゲ制作資金を集める方法3選
ボードゲームを作りたい、良いゲーム構成も浮かんでいる。
でも資金がなくて作れない!
そんな方に資金を集める方法を3つご紹介します。
方法1:複数人のボドゲサークルで少額ずつ出資する
一般的な方法かと思います。
例えばボドゲを制作するのに50万円が必要な場合、10人のサークルであれば1人5万円の出資で制作をする事が可能になります。自分のボードゲームに賛同してくれて一緒に販売を手伝ってくれる仲間を見つける事ができれば、資金繰りの問題は解決するかもしれません。
ただ、筆者はこの方法に関して正直オススメしておりません。
デメリットとしては、「金銭トラブルに発展しやすい」という事でしょう。
- 誰が何円出資したのか、比率が分からない
- 出資した証明書を発行していない
- 利益の分配方法が定まっていない
様々な要因で、今まで友達だったのに絶縁してしまうなんてケースも考えられます。利益が出てくれば、自分の仕事やバイト代以外に大きなお金が手に入る可能性がありますので、経理担当の人がうっかりネコババしてしまうなんて可能性もあるでしょう。
自分たちで出資証明や契約書を作成するのであれば安心ですが、それらの書類を作成するためにはリーガルチェックやそれ以外にもチェック項目がたくさんありますし、そんな問題を抱えるくらいなら、他の方法を使った方が良いかもしれません。
方法2:銀行から出資してもらう、カードのキャッシング機能を使用する
友人などのサークルであれば上記の問題が発生してしまいますが、銀行やクレカ発行会社を利用するのであれば、友人関係に傷がつくなどのトラブルは避けられます。
ただ、当然ですが企業からお金を借りる=相応の利息が発生するということになります。
特に銀行から直接お金を借りる(出資してもらう)ためには、事業計画書の作成などかなりの時間と手間がかかりますし、少しでも詰めが甘いと、棄却されてしまうでしょう。もし無事に借りれたとしても、今度は利息を払うために借りた額以上のお金を稼ぐ必要があり、万が一にでもボドゲが売れずお金を返せないとなってしまったら、最悪ですよね。
中には下のPostの様に無償でお金を貸してくれる方もいますが稀です。でもこういった機会には積極的に応募していきたいですね!!
方法3,クラウドファンディングを利用する
最後に今回の題材でもあるクラウドファンディングを利用する方法です。
その中でも「ボドファン」はボドゲーマ(ボドゲ好きなら誰もが知る大手販売サイト)が運営するクラファンサイトで、同時にCAMPFIREの姉妹サイトでもあります。
ボドファンではボードゲームに関するサービスが随時出品されており、さまざまなユーザーが訪問して気に入ったゲームを買ってくれています!
ボドファンで執筆現在出品中のサービスです!
ボドファンで販売された商品は、クラファンの期間終了後に作り始めることが可能ですので、事前に資金がなくても商品の販売が可能で、しかも大手のボドゲ企業が自身の商品をプロモーションしてくれるので、かなりメリットが大きいかと思います🙆♂️
ここからはボドファンの特徴、メリットについて詳しく解説していきます。
ボドファンのメリット
ボドファンには次のようなメリットがあります。
- 資金がなくても商品を販売することが可能
- ボドゲーマやボドファンといった有名企業が宣伝してくれる
- 次回の販売に繋げやすい
ボドファンで執筆現在出品中のサービスです!
資金がなくても商品を販売することが可能
ボドファンでは、商品提供時期を自由に決めることが可能ですので、販売期間から1ヶ月後を目安に順次発送を行うといった、商品提供を遅らせることが可能になります。
そのため最初に資金がなくても商品を販売することが可能で、お客様からの評価や売れ行きを確認しながら最適な個数のボドゲを製作することも出来ます。
極端な話50個売れたのであれば、50個だけ作製すれば在庫を抱えずに商品を販売することができますので、小規模サークルや、駆け出しの方には非常にありがたいですよね!
ボドゲーマやボドファンといった有名企業が宣伝してくれる
ボドゲーマはボドゲ業界では知らない人がいないレベルで認知度が高いサービスを提供している企業です。そんな大手企業が自分の提供するボドゲ関連商品をX(旧Twitter)を介して宣伝してくれますので、たとえ商品が売れなかったとしても、自分自身のプロモーションにつながります!
まだXを始めていないのであれば、この機会に開設してフォロワー(ファン)を増やす活動をしてみるのも良いと思いますよ!
次回の販売に繋げやすい
ボドファンでは支援してくださった方のメールアドレスを含む顧客情報を取得することが可能です。
それらを駆使して、自分自身のサービスの告知をするもよし、また別のクラファンを始めた際に購入してくださった方向けに更にお得なサービスをプレゼンすることも可能です。
もちろん顧客情報の取り扱いには細心の注意を払ってください!
もっと言えば、1回目のクラファンと全く同じ内容で第2回、第3回とリピートしてクラファンを行うことも規約的には認められており、そういった方法を取ることでゲームやサークルの知名度を向上させたり、はたまた商品販売数を直接的に増やす、一種の販促ツールとしての活用も可能になります。
ボドファンのデメリット
逆にボドファンのデメリットもいくつかありますので解説していきます。
- 世間的な知名度は低い
- 自身の知名度が低い場合は満足した結果を得られない可能性が高い
- 手数料・振込日にラグがある
それぞれ詳しくみていきましょう。
世間的な知名度は低い
ボドファンを運営するボドゲーマは、ボードゲーム業界では屈指の知名度を誇りますが、残念ながら世間全体での知名度という観点ではかなり知名度が低いと言えるでしょう。
そもそも狭い市場にピンポイントに焦点を当てたクラファンサービスですので、難しい部分もあるかと思いますが、例えばCAMPFIREであれば、数十〜数百件のクラファン商品が並んでいたにも関わらず、ボドファンでは数個程度しかボドゲが並んでおらず、少ない時には1件のみというタイミングもありました。
そういった世間全体の知名度としては低い業界ですので、もしご自身のボードゲームをボドゲ界隈以外の方にも広く手にとって欲しいのであれば、他のクラファンを検討するのも良いかと思います!
終了しておりますが、CAMPFIREでもボドゲが売られております!
自身の知名度が低い場合は満足した結果を得られない可能性が高い
ボドファンの世間全体での知名度が低いため、ボドゲライト層がサイトに訪問する確率はかなり低いと予想されます。そのため「企業がプロジェクトに共感して大口での支援」といったチャンスは見込めないでしょう。
そうなると、いかにボドゲを大好きなプレイヤーにアプローチできるかが、目標達成の鍵になりがちです。そのため、新規サークルのような知名度が低くXなどのSNSでフォロワー数の少ない方にとっては、満足した資金を得るのは難しいかもしれません。
とはいえ導入は無料ですので「とりあえず試してみる」といった活用方法はアリかと思います!
手数料・振込日にラグがある
どのクラファンサービスも同じにはなりますが、クラファンで得た資金は全額を受け取れるわけではありません。
ボドファンでは16%の手数料が振込時に引かれてしまいますので、支援額を調整しないと赤字になってしまう可能性もあります。
最も、赤字前提で宣伝として利用するのは良いと思います!
また支援いただいた資金は、月末締め〜翌々月末振込と、振込までに2ヶ月のラグが生じます。そのため余裕を持ったスケジュールを組んでおかないとイベントまでに制作が間に合わなかったり、また支援者に対して適切に商品を提供できなくなる可能性もあります。
ボドファンのまとめ
今回はボードゲームで資金を集める方法と、その代表格のボドファンについてご紹介いたしました。
ボドファン以外のクラファンでもボドゲの販売は可能ですし、もちろんそれ以外の方法や自分自身の貯金を使いながらゆっくり活動をしていくことも楽しいと思います。
この記事を参考にしながら、自分自身に合う方法を、ぜひ考えてみてください!
ボドファンで執筆現在出品中のサービスです!