こんにちは!
最近、香港の建築現場のニュースを見て、すごくびっくりしたことがあるんです。
なんと、高層マンションの工事で竹の足場を使ってるんですって!
「え、竹!?強度とか安全性は大丈夫なの?」って思わず心配になっちゃいました(笑)
日本だと鉄製の足場が当たり前だから、竹で高層ビルを支えるなんて想像もつかないですよね。
でも調べてみたら、実は合理的な理由があったんです!
今回は、竹足場の強度や安全性、そしてなぜマンション工事で使われているのかについて、
私が調べたことをまとめてみました。

竹足場って何?どんな工事で使われてるの?
まず、竹足場についての基本情報からお話ししますね。
竹足場は、その名の通り竹を組み合わせて作る足場で、主に香港で今でも広く使われています。
高層マンションやビルの建設現場はもちろん、建物の改装工事でも活躍してるんだそうです。
香港では建設現場の約7割で竹足場が使われているというから驚きですよね!
日本では鉄製の単管足場や枠組足場が主流なので、「竹で大丈夫なの?」って思っちゃうのは私だけじゃないはず。
でも実は、長さ7〜8メートルもある竹をナイロン製のヒモで次々とくくりつけていくという独特の組み方で、しっかりした構造を作ってるんです。
見た目はちょっと頼りなさそうに見えるけど、職人さんの技術でちゃんと安全性を保ってるんですね。
竹足場の強度は?鉄と比べてどうなの?
さて、一番気になる強度の話です!
正直、最初は「竹って鉄より弱いんじゃないの?」って思ってました。
でも調べてみると、意外な事実が!
竹は強度が高く、かなりしなるので風にも強い特性を持ってるんです。
しかも湿度が高い香港では鉄だとさびてしまうけど、竹だとさびず、水分を含むとさらに強度が増すという驚きの性質があるんだとか!
これって、香港の高温多湿な気候にぴったりなんですよね。
ただし、注意点もあります。
竹は柔軟性が重宝されているものの、可燃性であり、時間の経過とともに劣化しやすいというデメリットもあるんです。
最近では、金属に比べると耐性にばらつきがあり、経年劣化や可燃性の高さなど安全上の懸念も指摘されているみたい。
だから一概に「竹のほうが優れてる!」とは言えないんですよね。
それぞれの環境や条件によって、向き不向きがあるってことなんだと思います。

なぜ香港では竹足場が使われ続けてるの?
じゃあ、なんで香港では今でも竹足場が主流なんでしょうか?
実はこれ、いくつかの理由があるんです。
コストが圧倒的に安い
竹は鉄に比べて非常に安価で入手でき、同じ長さの竹と鉄パイプでは値段が5倍以上違うんだそうです!
香港では中国から質の良い竹を安く仕入れられるから、経済的なメリットが大きいんですね。
建設コストを抑えられるのは、すごく重要なポイントです。
狭い場所でも設置しやすい
香港は土地が狭く建物と建物の間が狭いため、鉄に比べて竹は建物ギリギリまで足場を組むことができるというメリットも。
確かに、香港って超密集してる街並みのイメージがありますよね!
竹なら柔軟に対応できるから、狭い現場でも使いやすいんでしょうね。
熟練職人の技術がある
竹を使って足場を組むには専門の職業訓練学校で決められたコースを履修する必要があり、香港で竹の足場を組めるようになるには1年と数カ月かかるとのこと。
つまり、職人の長年の経験と感覚の上に成り立っている技術なんです。
この伝統技術を持った職人さんがいるからこそ、竹足場が安全に使えるんですね!
日本のマンション工事では竹足場を使わないの?
ここまで読んで「じゃあ日本でも使えばいいのに」って思った方もいるかもしれません。
でも実は、日本では建築基準法や労働安全衛生法により竹足場の使用は厳しく制限されています。
強度や耐久性、安全面での懸念から、現代の建設現場では鉄やアルミが一般的なんです。
日本の足場といえば、こんな種類があります:
- 単管足場: 直径48.6mmの鉄パイプを使って組み立てる、自由度の高い足場
- 枠組足場: ボルトや番線で固定する、高層建築に適した足場
- くさび式足場: くさび金具をハンマーで打ち込んで組み立てる、効率的な足場
どれも鉄製やアルミ製で、安全基準をしっかりクリアしているものばかり。
日本は地震が多い国だから、より厳格な安全基準が求められるんですよね。
あと、江戸時代には日本でも丸太足場や竹足場を使っていたそうですが、現代ではほぼ見かけなくなりました。
ただし、国の重要文化財など傷を付けてはいけない建物に対しては、鉄材に比べて弾力性のある丸太足場が使われることもあるんですって。
文化財保護と技術の伝承、両方の意味があるんですね!
竹足場の今後はどうなるの?
実は香港でも、竹足場の未来には変化が訪れつつあります。
2025年3月、香港政府は安全性の強化を理由に、竹の足場から金属足場への移行を進める方針を打ち出したんです。
3月以降に新築される公共建築プロジェクトの半分で金属製の足場を使用する必要があるとのこと。
理由としては、最近の火災事故などで竹足場の可燃性が問題視されたことが大きいみたい。
ただ、市民からは「伝統技術が消えれば文化そのものが失われる」という声も上がっているそうです。
世界的にはより高い安全性と効率性を重視する方向にシフトしている中で、伝統と安全性のバランスをどう取るかが課題になってるんですね。
個人的には、竹足場の技術や文化は残してほしいなって思う一方で、安全性も大事だよなぁって複雑な気持ちです…。
まとめ:竹足場は合理性と伝統が詰まった技術!
今回調べてわかったことをまとめますね。
- 竹足場は主に香港で使われ、建設現場の約7割で採用されている
- 竹は強度が高くしなやかで、湿度が高いとさらに強度が増す特性がある
- コストが安く、狭い場所でも設置しやすいメリットがある
- 熟練職人の技術により安全性を確保している
- 一方で可燃性や経年劣化などの課題もある
- 日本では法律により使用が制限され、鉄製やアルミ製が主流
- 香港では金属足場への移行が進められている
最初は「竹で大丈夫なの?」って心配してたけど、調べれば調べるほど、その土地の気候や文化に合わせた合理的な選択なんだなって思いました!
香港の高温多湿な環境では、鉄よりも竹のほうが理にかなってる部分もあるんですよね。
ただ、時代とともに安全基準も変わってきてるから、今後は伝統技術をどう残していくかが重要になりそうです。
建設現場の足場って普段あまり気にしないけど、こうやって調べてみると奥が深くて面白いですね!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう〜!
✅ 香港では建設現場の約7割で竹足場が使われている
✅ 竹は強度が高く湿度でさらに強くなる特性あり
✅ コストが安く、狭い場所でも設置しやすい
✅ 熟練職人の技術により安全性を確保
✅ 可燃性や劣化の課題もあるため万能ではない
✅ 日本では法律により鉄やアルミ足場が主流
✅ 香港でも金属足場への移行が進められている





