レギュラーになれない…落ち込む子供にどう声をかければいい?
こんにちは!
試合のメンバー発表の日、ベンチスタートだった我が子の落ち込んだ顔を見たこと、ありませんか?
私も経験があるんですが、本当に辛いんですよね。
子供以上に親のほうが落ち込んでしまったり、どう声をかけていいか分からなくなったり…。
「頑張ってるのに報われない」
「何て言えば励ましになるの?」
「このままやる気をなくしちゃうんじゃないか」
色々な思いが渦巻いて、つい余計なことを言ってしまうこともあります。
でも、ここでの親の言葉選びが、子供の今後のスポーツ人生や自己肯定感に大きく影響するんです。
この記事では、
レギュラーになれず落ち込む子供への正しい声かけ、絶対に言ってはいけないNG例、
そして長期的に子供を支えるための考え方を、具体的にお話ししていきますね。
同じ悩みを持つママパパの参考になれば嬉しいです!
結論:結果ではなく「努力」と「成長」を認める言葉をかけよう
結論から言うと、
レギュラーになれなかったことを慰めるのではなく、子供の努力や成長している部分を具体的に認めてあげることが最も大切です。
「レギュラーじゃなくても価値がある」と感じられる声かけが、子供の自己肯定感を守ります。
親の言葉ひとつで、
子供は次への活力を得ることもあれば、深く傷ついてしまうこともあるんです。
焦らず、子供の心に寄り添う言葉を選んでいきましょう。
レギュラーになれないとき、子供はどんな気持ち?
まず、子供がどんな気持ちでいるのか、理解することから始めましょう。
子供が感じている感情
1. 悔しさ・悲しさ
- 自分なりに頑張ってきたのに…
- みんなの前で発表されて恥ずかしい
- 試合に出たかった
2. 劣等感・不安
- 自分は下手なんだ
- チームのお荷物かも
- このままずっと出られないかも
3. 孤独感
- レギュラーの子たちとは違う
- 友達に何て言われるか不安
- 応援に来る親にも申し訳ない
4. 怒り・不満
- なんで自分だけ
- 努力が認められていない
- 評価が不公平だ
私の子供も、レギュラーから外れた日は部屋に閉じこもって泣いていました。
「頑張ってるのに…」って言葉が、本当に胸に刺さったのを今でも覚えています。
子供なりに一生懸命やっていたんですよね。
絶対NG!言ってはいけない声かけ
良かれと思って言ってしまいがちだけど、実は子供を傷つけてしまう言葉があります。
1. 結果だけを問う言葉
NG例:
「なんでレギュラーになれないの?」
「何が足りないの?」
「いつになったら試合に出られるの?」
子供が一番分かってるんです。追い打ちをかけないであげてください。
2. 他の子と比較する言葉
NG例:
「○○ちゃんはレギュラーなのに」
「あの子よりあなたのほうが上手だと思うけどなぁ」
「みんな同じように練習してるのに」
比較は何も生み出しません。子供の劣等感を深めるだけです。
3. コーチや指導を批判する言葉
NG例:
「コーチの見る目がないんじゃない?」
「えこひいきされてるよね」
「あのチームのやり方はおかしい」
大人の不満を子供にぶつけるのは絶対NG。子供を混乱させます。
4. 過度に慰める言葉
NG例:
「レギュラーなんて大したことないよ」
「試合に出なくてもいいじゃん」
「無理しなくていいよ」
悔しい気持ちを否定してしまうと、子供は気持ちの行き場を失います。
5. プレッシャーをかける言葉
NG例:
「もっと練習しなきゃダメでしょ」
「本気でやってるの?」
「ママががっかりしちゃうなぁ」
一番辛いのは子供本人。追い詰めないであげてください。
私も最初は「もっと頑張らないと!」って言いそうになったんですが、子供の表情を見て言葉を飲み込みました。
今思えば、言わなくて本当に良かったです…。
子供の心に届く!正しい声かけ例
じゃあ、具体的にどんな言葉をかければいいの?というところですよね。
シチュエーション別に見ていきましょう!
試合後すぐの声かけ
子供の感情が一番不安定なタイミングです。
OK例:
「お疲れさま。今日はどんな気持ち?」
「ベンチからの応援、すごく力になってたよ」
「話したい時はいつでも聞くからね」
まずは子供の気持ちを受け止める。それだけでいいんです。
悔しがっている時の声かけ
感情を否定せず、共感してあげましょう。
OK例:
「悔しいよね、その気持ち分かるよ」
「一生懸命頑張ってたもんね」
「そう感じるのは当然だと思うよ」
「悔しい」という感情は、成長のエネルギーになります。大切にしてあげてください。
努力を認める声かけ
結果じゃなくて、プロセスを褒めてあげましょう。
OK例:
「毎日朝練してたよね、すごいと思うよ」
「前より○○ができるようになってたよ」
「諦めずに続けてる姿、かっこいいよ」
具体的に褒めることで、子供は「見てくれてるんだ」と感じられます。
将来への希望を持たせる声かけ
今だけじゃないことを伝えてあげましょう。
OK例:
「今回はダメだったけど、次があるよ」
「この経験は絶対に無駄にならないよ」
「成長してる自分を信じてみよう」
希望を失わせない、でもプレッシャーにならない声かけが理想です。
レギュラーの価値観を広げる声かけ
試合に出ることだけが全てじゃないことを教えてあげましょう。
OK例:
「チームを支える役割も大事なんだよ」
「ベンチから仲間を励ますのも立派な貢献だよ」
「今は準備期間だと思ってみたら?」
でも、これは子供の気持ちが少し落ち着いてからがいいかもしれません。
長期的に子供を支えるために親ができること
声かけだけじゃなくて、日々の関わり方も大切です。
1. 練習を見守る(でも口出ししない)
子供の努力を見てあげることは大切。
でも「ここがダメ」「もっとこうしろ」は言わない。
「今日も頑張ってたね」だけでいいんです。
2. コーチとコミュニケーションを取る
レギュラーになるために何が必要か、コーチに相談してみるのもあり。
ただし、「なんでうちの子が…」という文句ではなく、「どうすれば成長できますか?」という前向きな聞き方で。
3. 家では安心できる場所を作る
スポーツで頑張っている分、家では緊張を解いてあげる。
レギュラーかどうかに関係なく、子供を愛していることを伝え続けましょう。
4. 小さな成長を一緒に喜ぶ
「レギュラーになった」という大きな成果だけじゃなくて、日々の小さな成長を見つけて喜ぶ。
「今日のパス、すごく良かったね」 「前より体力ついたんじゃない?」
こういう積み重ねが、子供の自信につながります。
5. スポーツ以外の価値も認める
スポーツが全てじゃない、と子供に感じさせてあげることも大切。
勉強、趣味、友達関係…色々な面で子供を認めてあげましょう。
私も意識して「今日学校で面白いことあった?」とか、スポーツ以外の話題を振るようにしています。
レギュラーになれない期間をプラスに変える考え方
この期間、実は子供にとって大きな成長のチャンスなんです。
学べること
1. 努力の意味を知る
すぐに結果が出ないことを学ぶ貴重な経験。人生で何度も経験することです。
2. 目標に向かって工夫する力
何が足りないか考え、工夫する力が育ちます。
3. 仲間を応援する心
自分が辛いときこそ、他人を応援できる優しさが育ちます。
4. 逆境に負けない強さ
挫折を経験することで、メンタルが強くなります。
5. 自分と向き合う時間
本当にこのスポーツが好きなのか、何のために続けるのか、考える機会になります。
こういう経験って、大人になってから本当に役立つんですよね。
私も子供に「今は辛いけど、絶対に意味がある時間だよ」って伝えています。
実際にレギュラーになった子の親の声
ネットから拾った、実際の経験談です。
Dさんの場合(子供10歳・野球)
「半年間ベンチでした。でも『いつか絶対に試合に出る!』って毎日自主練して、ついにレギュラーに。あの悔しさがバネになったみたいです」
Eさんの場合(子供11歳・バスケ)
「レギュラーになれず一度は落ち込みましたが、『ベンチからの声出しが一番上手』ってコーチに褒められて自信を取り戻しました。今ではキャプテンです」
Fさんの場合(子供9歳・サッカー)
「結局レギュラーにはなれませんでしたが、『支える側も大事だ』って気づいて、今はマネージャー的な役割を楽しんでいます」
どの子も、この経験が成長につながっているのが分かりますよね。
こんなサインが出たら要注意
ただし、以下のようなサインが見られたら注意が必要です。
- 急に練習に行きたがらなくなった
- 食欲がない、眠れていない様子
- 「自分はダメだ」と自分を責める発言が増えた
- 学校生活にも影響が出ている
- 友達と会いたがらなくなった
こういう時は、無理に励まさず、専門家(スクールカウンセラーなど)に相談することも検討しましょう。
子供のメンタルヘルスは、何よりも優先すべきことです。
まとめ:親は子供の一番の応援団でいよう
長くなっちゃいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます!
最後にもう一度、大切なポイントをまとめますね。
レギュラーになれない子供への声かけ
- 結果ではなく努力を認める
- 他の子と比較しない
- 悔しい気持ちに共感する
- 具体的な成長を伝える
- 希望を持たせる言葉をかける
- レギュラーが全てじゃないと教える
レギュラーになれないことは、子供にとって辛い経験です。
でも、その経験から学べることは本当にたくさんあるんです。
親は、子供が自分の力で乗り越えられるように、そっと背中を押してあげる存在でいられたらいいですよね。
私も日々試行錯誤しながら、子供と一緒に成長している感じです。
完璧な親なんていないし、完璧な言葉もない。
でも、子供を信じて応援する気持ちさえあれば、きっと伝わると思います。
一緒に、子供の成長を見守っていきましょう!
それでは、また!
✅ レギュラーになれない子供には「努力」や「成長」を認める声かけが大切
✅ 結果だけを問う・他人と比較する・過度な慰めなどはNGワード
✅ 「悔しい気持ち」に共感し、子供の感情を否定しない
✅ 試合後や落ち込んでいる時は、気持ちを受け止める言葉を
✅ 小さな成長を見つけて喜び、自己肯定感を育てる関わりを
✅ レギュラーになれない期間は、子供が人間的に成長するチャンス
✅ 親は子供の一番の応援団。焦らず、信じて、寄り添う姿勢を大切に
