突然の「辞めたい」に、どう向き合えばいい?
こんにちは!
子供から突然「スポーツ辞めたい」って言われたこと、ありませんか?
私も経験があるんですが、最初は本当にびっくりしました。
「え、あんなに楽しそうにやってたのに?」
「せっかく続けてきたのにもったいない…」
「一時的な気持ちじゃないの?」
色々な思いが頭の中をぐるぐる回って、どう対応すればいいのか分からなくなりますよね。
でも、ここでの親の対応が、子供の将来や親子関係に大きく影響するんです。
この記事では、子供が「辞めたい」と言ったときに親がすべき対応、
やってはいけないNG行動、そして後悔しない選択をするためのステップを、具体的にお話ししていきますね。
同じ悩みを抱えている方の参考になれば嬉しいです!

結論:まずは「辞めたい理由」を丁寧に聞くことが最優先
結論から言うと、
すぐに引き止めたり、逆にすぐに辞めさせたりするのではなく、
まずは子供の気持ちをしっかり聞くことが最も大切です。
「辞めたい」の裏には、必ず理由があります。
一時的な感情なのか、深刻な悩みがあるのか、それによって対応は全く変わってくるんです。
焦らず、じっくり向き合う時間を作りましょう。

子供が「辞めたい」と言う理由は様々
まず知っておきたいのが、「辞めたい」理由は本当に色々あるということ。
よくある理由
1. 人間関係の悩み
- コーチと合わない
- チームメイトとうまくいかない
- いじめられている
2. 技術的な壁
- 上達しない焦り
- レギュラーになれない
- 試合に出られない
3. 身体的・精神的な疲れ
- 練習がきつすぎる
- 他にやりたいことができた
- 単純に疲れた
4. 親やコーチからのプレッシャー
- 期待が重い
- 自由がない
- 楽しめなくなった
5. 興味の変化
- 他のスポーツに興味が出た
- 勉強や他の活動に時間を使いたい
私の知り合いのお子さんは、実は軽いいじめがあって辞めたいと言っていたんです。
でも最初は「なんとなく」としか言わなくて…。
理由によって対応が全然違うので、まずは本音を聞き出すことが大切なんですよね。
やってはいけない!親のNG対応
子供から「辞めたい」と言われたとき、ついやってしまいがちなNG対応があります。
1. 頭ごなしに否定する
NG例: 「ダメに決まってるでしょ!」 「今まで続けてきたのに何言ってるの」 「お金もかかってるのよ」
これ、本当によくやりがちなんですが…子供は心を閉ざしてしまいます。
2. すぐに辞めさせる
NG例: 「そう、じゃあ辞めれば?」 「無理してやる必要ないよ」
一見優しいように見えますが、深刻な悩みがあった場合、根本解決にならないんです。
3. 他の子と比較する
NG例: 「○○ちゃんは頑張ってるのに」 「みんな辛くても続けてるよ」
比較は子供を追い詰めるだけ。絶対NGです!
4. 親の夢を押し付ける
NG例: 「ママはあなたが活躍する姿を見たいの」 「パパの夢を叶えてほしい」
子供の人生は子供のもの。親の夢の実現の道具にしてはいけません。
私も最初は「せっかく続けてきたのに…」って思ってしまったんですが、
それって結局親のエゴだったんだなって気づきました。
正しい対応のステップ
じゃあ、具体的にどう対応すればいいの?というところですよね。
順を追って見ていきましょう!
ステップ1:落ち着いて話を聞く環境を作る
まずは、子供が安心して話せる環境を整えましょう。
ポイント:
- 忙しくない時間を選ぶ
- 二人きりで話せる場所を選ぶ
- 最後まで遮らずに聞く
- 感情的にならない
「そうなんだ、教えてくれてありがとう」という姿勢が大切です。
ステップ2:具体的に理由を聞く
「なんで辞めたいの?」だけじゃなくて、もっと深く聞いていきましょう。
聞くべき質問:
- 「いつから辞めたいと思ってた?」
- 「何か嫌なことがあった?」
- 「練習で困ってることはある?」
- 「チームの友達とは仲良くできてる?」
- 「コーチとの関係はどう?」
一度の会話で全部聞き出そうとしなくて大丈夫。
何日かかけて、少しずつ本音を引き出していくイメージです。
ステップ3:理由に応じた対応を考える
理由が分かったら、それに応じて対応を考えます。
人間関係の悩みの場合:
- コーチや保護者と相談
- 環境を変える選択肢も検討
- いじめなら速やかに対処
技術的な壁の場合:
- 目標設定を見直す
- 楽しむことを優先
- 違うポジションやレベルを検討
疲れている場合:
- 休息期間を設ける
- 練習量を減らす相談
- 他の活動とのバランスを考える
興味が変わった場合:
- 新しい挑戦を応援
- 移行期間を設ける
ステップ4:一緒に選択肢を考える
子供に選択肢を提示して、一緒に考えましょう。
例:
- 「もう少し様子を見てみる」
- 「一時的に休んでみる」
- 「別のチームに移る」
- 「きちんと辞める」
大切なのは、子供が自分で決めること。
親はサポート役に徹しましょう。
ステップ5:決めたことを尊重する
最終的に子供が決めたことは、尊重してあげてください。
続けることを選んでも、辞めることを選んでも、その選択を応援する。
それが親の役目だと思います。
私の場合、
子供が「もう少し頑張ってみる」と決めたんですが、その過程で親子の絆が深まった気がします。
「辞める」を選んだ場合の注意点
もし子供が「辞める」を選んだ場合、以下のことに注意しましょう。
きちんと区切りをつける
突然辞めるのではなく、チームやコーチにきちんと挨拶をして辞める。
これって、社会性を学ぶ大切な機会なんですよね。
次の目標を一緒に考える
辞めた後、何もしないというのは避けたいところ。
新しい挑戦や目標を一緒に考えてあげましょう。
否定的な言葉は避ける
「ほら、辞めたでしょ」 「続けてたら良かったのに」
こういう言葉は絶対NG。子供の選択を責めないでください。
戻りたくなったときの道も残す
「いつでも戻れるよ」って、心の逃げ道を作ってあげることも大切です。
実際に経験したママたちの声
ネットから拾った実際の声です。色々なパターンがありました。
Aさんの場合(子供9歳・サッカー)
「最初は引き止めたけど、よく話を聞いたらいじめがあって。すぐにコーチに相談して対処してもらいました。今は楽しく続けています」
Bさんの場合(子供11歳・ピアノ)
「3ヶ月休んで、本人が『やっぱり続ける』って決めました。休んだからこそ、本当にやりたいことが分かったみたいです」
Cさんの場合(子供10歳・水泳)
「辞めて別のスポーツを始めました。水泳で学んだことは無駄じゃなかったし、新しいことに挑戦する姿が頼もしいです」
どの選択も、正解だったと思えているのが印象的でした。
こんなときは要注意!専門家に相談を
以下のような場合は、早めに専門家(スクールカウンセラーや小児科医)に相談しましょう。
- 急に元気がなくなった
- 食欲がない、眠れていない
- 学校も行きたがらない
- 自傷行為がある
- 「消えたい」などの発言がある
子供のSOSサインを見逃さないことが大切です。
まとめ:子供の選択を信じて、応援しよう
長くなっちゃいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます!
最後にもう一度、大切なポイントをまとめますね。
子供が「辞めたい」と言ったときは
- まずは落ち着いて理由を聞く
- 感情的にならず、寄り添う
- 一緒に選択肢を考える
- 子供の決断を尊重する
- どんな選択も応援する
「辞めたい」は、子供が自分の気持ちと向き合っている証拠。
それって実はすごく大切なことなんですよね。
親は、その過程をサポートする存在でいられたらいいなって思います。
完璧な対応なんてないし、私も試行錯誤中です。
でも、子供の気持ちを一番に考えることだけは忘れずにいたいですね。
一緒に、子供の成長を見守っていきましょう!
関連記事:前回の記事「子供のスポーツで親がやってはいけない関わり方|セカンドコーチの落とし穴と正しい応援法」も合わせて読んでみてくださいね。
それでは、また!
🟨 突然の「辞めたい」には、まず理由を丁寧に聞くことが最優先
🟨 頭ごなしの否定や即決はNG。感情的にならず寄り添う姿勢が大切
🟨 辞めたい理由は人間関係・技術的な壁・疲労・興味の変化など多岐にわたる
🟨 正しい対応ステップ:話を聞く→理由を探る→対応を考える→選択肢を共有→決断を尊重
🟨 辞める選択も成長の一部。次の目標を一緒に考え、戻れる道も残しておく
🟨 深刻なサインがある場合は、専門家への相談をためらわない





